七草若葉めん羊店

羊とひつじとヒツジとわたし。

断捨離とは己を見つめ直す時間かな。

お題「断捨離」

 

無駄なものなどないと思っていたのに。

引っ越しを機に、部屋の片付けを開始しました。私はいわゆるマキシマリストで、ため込む性質です。それはもう、ハムスターが餌を貯蔵するが如く、どんどんため込む服、本、グッズ……。収集がつかなくなるほど鎮座するフィギュア、アクスタ、etc……。

ワタクシの本性はオタクなので、気づくとどんどん欲しいものが増え、それを手にいらることで一種の安心みたいなものを感じていました。

それを集めるのは良いのですが、心の調子を崩すと今度は整頓ができなくなりまして。せっかくお迎えした好きなモノ、大切なモノなのに大事にできない苦しさがずっと胸につかえて、さらに苦しくなるという悪循環でした。

 

 

きっかけは引っ越し。からの断捨離。

きっかけは引っ越しです。人生において、モノを手放せるタイミングって限られていると思うんです。それは引っ越しであったり結婚であったりと三者三様のタイミングであると思います。自分から決意をして片付けを開始する猛者もなかには居るかと存じます。ですが、意志の弱い私は決意しては心が折れてキャパ超えしている本棚になんとか本を収めようと努力していました。絶対にはいらないというのに。

 

段ボール約10箱分のオタクグッズ。

そこへ移住の話が飛び込んできて、これもいい機会だしと移住を決意。そこからモノとの向き合い方を考える時間がスタートしました。

まず手を付けたのは洋服です。

ここには余り思い入れがないタイプの人間なのでサクサクと作業が進んでいきました。大学時代の服などはすべて親戚にあげたり売ったり手放してどんどんと数を減らしていきました。一軍の洋服だけを残し、あとはすべて手放しました。これで洋服はクリア。

次に手を付けたのはCDやDVDなどのメディア系と、アクスタなどのグッズです。

もちろん前のジャンル。ここの作業はなかなか難航しまして……思い出とかいろんなものとの戦いでした。買ってから数回しか観ていないDVDなどはこれを機に手放し……グッズなどもお気に入り数点をのこして手放しました。

そして、最終的には10箱以上(100センチ超えです)のモノを手放すことができました。

でも、その作業はかなり苦しい時間ではありました。でもそんなときに、ふと『モノは使われてこそのモノ。使われないなんてもったいない』と思ったんですね。後に、メインジャンルでの断捨離も行ったんですが、その言葉を胸に刻み、なんとかいろいろなモノを手放すことができました。

無理に手元にあるモノを手放す必要はないと思いますが、なにかの機会にその言葉を思い出していただけたら幸いです。

 

好きなジャンルのレア度の高いモノは手放さない!

これは本当に誰がなんと言おうと本当にそう。

買い直しができるものは率先して手放そう★とかありますが、その基準は確かに正しいと思います。

でも、オタクはそうはいきません。

博物館で行われた、期間限定の特別展示の図録……サイン本……一般流通していない本、CD……etc……二度と手に入らない、もしくはレア度が高すぎて市場になかなか出回らないものなどは本当~~~~~~~~~~~~に手放すとき気をつけてください。後悔しか残りません。

モノを手放すと、なんだか付きものが落ちたような、心が軽くなったような気持ちがするときがあります。そういうときはモノと良い別れをしたんだなって判断できるのですが、そうじゃないときは後悔しか残りません。鬱です。完全に。

幸い、私はまだ後者の気持ちは味わっていません。

どんなに身軽になりたいとしても、絶対に手放してはならないものって確かにあるんだと思います。時間がお別れさせてくれる瞬間が訪れるかもしれませんが。

 

<まとめ>

断捨離って、一種の己との対話だと思います。こう語ってしまうとスピリチュアルっぽいですが(笑)

でも、自分の中にある考えとかどれが好きなのかとか、手放した方がモノが幸せになるんじゃないかとか。そういう考え方をぐるぐると巡らせて取捨選択を繰り返す行為は時として自分を癒やしてくれる行為にもなるんでは無いかと思います。

一種の瞑想のような。

なんてことを語っておりますが私の家にはまだまだモノが多いです。主に文房具の類いなのでゆっくりりと消化していこうと思います。これは使えばいつかは無くなりますし。罪庫(ざいこ)をゼロにすべく色々します。色々。

 

最後に一点ですが、断捨離や掃除をする前にトイストーリーは観ない方が良いです。

色々なものがすっっごく手放しにくくなりますので(笑)

 

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